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第22回ロービジョン研修会を開催しました。

2023年3月3日

会場の様子を写した写真です。司会者と報告者4名が並んでいます。
会場の様子

2023年2月26日 第22回ロービジョン研修会「視覚補助具の値上げの影響と補助の現状」を開催しました。
前半は行政、福祉機器業者、医療従業者、福祉従業者それぞれの立場からお話いただきました。

行政からは、他の自治体も値上げを懸念してどのような基準額に設定したら良いのか苦慮している。
福祉用具に限らずその他の生活用品も高騰しており厳しい現状だが
全体の制度の中で皆さんにご支援できるか国も含めて検討して行かないといけないと思っている。

行政(健康福祉部 障がい者福祉課 津島氏)
行政(松江市健康福祉部 障がい者福祉課 津島氏)

福祉機器業者からは、拡大読書器の値上がりには円安やウクライナ情勢などの影響でコストが上昇したことが要因にある。
殆どの市町村の拡大読書器の基準額は198,000円と30年程度見直されていないので、制度の抜本的見直しが求められる。

福祉機器業者 (株式会社システムギアビジョン 藤本氏)
福祉機器業者 (株式会社システムギアビジョン 藤本氏)

医療従業者からは、島根大学ロービジョン外来では読み書き困難や羞明を訴えて受診される方が多い
基準額と販売価格の差が大きく利用者負担が高くなると、必要な方に必要な品物が届けられなくなる恐れがある。

医療従業者(島根大学医学部附属病院 視能訓練士 小村氏)
医療従業者(島根大学医学部附属病院 視能訓練士 小村氏)

福祉従業者からは、白杖や拡大読書器など物によっては自己負担額が1割負担を超えてしまうため、適切な物がお渡しできないことがある。
自己負担額が高くなることを理由に選択肢が狭くならないようにする必要がある。
と報告がありました。すべての必要としている方が購入しやすいような補助額が望ましい。

福祉従業者(ライトハウスライブラリー 歩行訓練士 伊藤氏)

報告後は、報告者で値上げに対して出来る工夫や
自己負担が1割負担を超えてしまい、適切な機器が得られない事について議論を交わしました。
また、参加者から補装具・日常生活用具は実情に合わせた制度にして欲しいなど声が上がりました。

閉会の挨拶をしている写真
閉会の挨拶

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